A代表経験選手と次世代を担う選手たちの融合
「MEN'S NATIONAL TEAM SHOWCASE Supported by SoftBank」と称した後半は男子代表がコートに登場。A代表経験者を7人擁するTeam Actionに対し、大学生2人を含むTeam Powerは、SHOWCASEとはいえ初の日本代表戦に臨む若き逸材たち。女子代表の得点を引き継ぐ形で56-49、若いTeam Powerの7点リードで試合再開。八村阿蓮選手(東海大学 3年)から西田優大選手(東海大学 4年)へ東海大学コンビで先制し、Team Powerがさらに点差を開く。2017年のFIBA U19ワールドカップに出場したマーフィー アイザイア選手 (広島ドラゴンフライズ)が、積極的なプレーでチームを引っ張る。Team Actionは2点差まで迫るが、追いつけない。第3クォーターの最後もマーフィー選手の3Pシュートで74-69とし、Team Powerがリードしたまま最後の10分間を迎える。
富樫・篠山が阿吽の呼吸で魅せる
第4クォーターは、篠山竜青選手(川崎ブレイブサンダース)と富樫勇樹選手(千葉ジェッツ)、日本を代表する2人のPGを同時起用したTeam Actionが一気にギアを上げ、オフェンスのスピードとディフェンスの強度を高めていく。開始1分20秒、富樫選手からパスを受けた辻直人選手(川崎ブレイブサンダース)が3Pシュートを沈め、75-74とTeam Actionが逆転に成功する。練習期間もなく、急造チームながら、息の合ったコンビプレーでTeam Actionが得点を量産。あっという間に点差は開き、96-86でTeam Actionの逆転勝利でタイムアップ。後半だけの結果を見れば一目瞭然、47-30の17点差をつけ、A代表経験者多いTeam Actionが貫禄の勝利を収めた。
Team Powerと対戦とした富樫選手は、「今後の可能性やレベルの高い選手がいっぱいいるのでビックリしました。もちろん選手として負けられない気持ちがより強くなりました」と話し、今後が楽しみな選手アピールできる機会にもなった。
B.LEAGUEは10月2日開幕!
ケガなどなく無事に終えることも、このイベントの目的でもある。最後に篠山選手の言葉で締めくくろう。
「世界中が厳しい状況の中、B.LEAGUEの選手たちも例外ではなく、昨シーズンを終えてから自由に施設を使えませんでした。各クラブの練習は順次再開しましたが、足並みが揃わない中でもこうして集まることができ、無事にゲームをお届けできてホッとひと安心しています。これを第一歩とし、またバスケが徐々に生活に戻る日々が早く来てくれることを願っています」