序盤からアップテンポな試合運び

メインイベントは5人制男女代表によるSHOWCASE。「WOMEN'S NATIONAL TEAM SHOWCASE Supported by 三井不動産」と称した前半は女子代表が、トライアウトさながらの熱い紅白戦を見せる。約1ヶ月後、9月18日(金)に開幕を迎えるWリーグだけに、「それぞれコンディションも高まっているので、良いパフォーマンスを見せられると思います」とイベント前に話していたのは髙田真希選手(デンソーアイリス)だ。その言葉どおり、女子代表はコートを縦横無尽に走り回り、ハイペースで得点を重ねて行く。開始4分、Team Powerの本橋菜子選手(東京羽田ヴィッキーズ)の速いゲーム展開で20-10、一気に10点リードを奪う。対するTeam Actionは、交代で入った根本葉瑠乃選手(三菱電機 コアラーズ)が次々と3Pシュートを決め、点差を縮めていく。残り1分で谷村里佳選手(日立ハイテク クーガーズ)と根本選手による3連続3Pシュートを決めたTeam Actionが、32-29と逆転して第1クォーターを終えた。

イベントレポート

最後まで止まない点の奪い合い

Team Powerの北村悠貴選手(日立ハイテク クーガーズ)が3Pシュートを沈め、32-32とすぐさま同点に追いつき、第2クォーターがスタート。激しいディフェンスからボールを奪って速攻を出し、どのポジションでも3Pシュートを打てるのが女子日本代表のスタイルである。東京オリンピックでの金メダル獲得も夢ではないパフォーマンスを見せ、どちらも譲らぬシーソーゲームが続いて行く。残り1分40秒、本橋選手からパスを受けた赤穂ひまわり選手(デンソーアイリス)が速攻を走ってゴールを決め、49-49の同点。さらにTeam Powerの本橋選手が3Pシュート、ディフェンスからスティールを奪ってそのまま速攻を決め、一気に突き放す。最後は渡嘉敷来夢選手(ENEOSサンフラワーズ)が自身11点目となるシュートを決め、56-49でTeam Powerがリードし、後半を戦う男子代表へとバトンタッチした。